(注意: 本記事はネタ要素強めです)
近年は、珠海にも再開発の波が容赦なく押し寄せ、特に香洲区内では昔ながらの生活を残した村が、味気ない高層マンションに次々と建て替えられている。先日、市内某所で古いアパートの工事現場を見かけたので、これも現代化のための解体工事かと思いきや、どうやら古い躯体を活用したリノベーションを行なっているようだった。
珍しいという訳でもないが、せっかくなので現場のおっさんに声をかけて、安全な場所から拝見させてもらうと、そこには衝撃の事実が…
なんと、このアパート、ドイツが誇る音響機器メーカー、ゼンハイザー社 (Sennheiser electronic GmbH & Co.KG) のロゴを堂々と掲げているではないか!ゼンハイザーと言えば、かつて世界最高のヘッドホンと称賛された HD600/650、1988 年の発売以来一貫して放送現場のプロに愛用されている HD25、20 万円超のハイエンド・ヘッドホン市場を切り拓いた HD800/800S など、歴史に残るヘッドホン、イヤホンの名器の数々が思い浮かぶ。一人のオーディオ・マニアとして、珠海でゼンハイザー社屋?の改築現場に邂逅できたことに感謝しつつ、その雄姿をカメラに収めてから、そっと現場を離れた。